昨日2人の受験生とお話したのですが、少し気になったところがあります。
二人共「自分の志望大学やその先のビジョンについて」あまり考えていなかったのです。
つまり、とりあえず大学には行きたいけど、、、その先はどうしようかは全くイメージ出来ていない様子なのです。
いま頑張っている勉強が、将来どうつながるのか分からない…。もちろん「分からなくてもいい」面もあるでしょう。
あまり先のことをゴチャゴチャ考えずに行動できる、勉強できる事は重要な姿勢です。
ただ、それだけだとちょっと大変。しっかりとゴールを見据えて、かつ毎日「今に全力を出す」ことが出来ればいいのではないかなと思います。
本当にやりたいことなら「既にやっている」
例えば、昨日は弁護士になりたいという受験生と話をしました。
なんでなりたいのか聞くと、人助けしたいから、テレビで見て、弁護士になって困っている人を助けたいというものでした。もちろんそれは結構なことだと思いますし素晴らしいですよね。
ただ、じゃあ弁護士になるために必要なことはわかってる?試験って見たことある?誰か弁護士と話したことある?と聞くとなかったりします。
これは僕がおすすめしていることですが、「まずはさっさと人(職業)と会え、話せ」ってことです。
弁護士になりたいなら弁護士の知り合いを作りましょう。無理かと思うかもしれませんが、別に会って話すのではなくFacebookやブログから検索してメッセージを送ってみればいいのです。
医者になりたいならお医者さんに実際話を聞くのが一番です。
また、人助けがしたいというならば、普段の生活で「人助けしているか」ってすごい大切だと思うのです。
将来人助けがしたいのなら、それはもう息をするように毎日やっているはずなんですよね。
将来作家になりたい人が、毎日習慣のようにものを書きまくっているように。漫画家を目指す人が毎日寝るのも食うのも忘れて漫画を書くように(バクマン。の新妻エイジやサイコーのように)
じゃあなぜそれをやっていないのか?もしかしたら大してなりたくないのかもしれません。「人助けしたい人になりたい」のかもしれません。
それでも構わないとは思います。ただ、本当に心の底から、細胞レベルでやりたいことでないならば、原動力にはなりづらいのかなと思います。
職業はゴールになりえない
よく、「将来の夢は何?」「人生のゴールは何?」と聞くと、たいていの人は職業を答えます。
でも、言ってしまうと職業はゴールにはなりません。「医者になりたい」はゴールじゃないのです。ではなくて、「医者になって何をしたいのか」が重要なのです。
また、抽象的に考えることも大切です。「医者になりたい」「弁護士になりたい」を抽象化すると、「人を助けたい」ということがしたいのかもしれませんよね。
このように抽象的にやりたいことを何個か考えてみることも重要。
理由は個人的でいい
例えば僕が受験生を教えていることだって、抽象化すれば人助けかもしれません。
僕自身の経験だったり、困っている受験生やクソみたいな業者に騙された人間を見て怒りが湧いたのが理由かもしれません。
それで、理由って超個人的でいいと思うんですよ。家族に病気の人がいるとか、なんか騙された経験があるとか。そういうもろもろの経験が今のあなたを作っているのですから。
どうせならバカみたいにでかいゴールを
それで、ハッキリ言って職業だけ考えるのもスケールがちっちゃいんですよね。もっともっと大きなゴールを考えてみて欲しいのです。
例えば昨日挙がったのが、「いろんな人が法律のことを知ってくれるようにボランティアや講演とかもやっていきたい。」
でもそれって個人でやるだけじゃたかが知れてないかな?そういう理念を持った人を何百人も集めてみればもっとたくさんの人に情報発信できるよね?とか言うと「そんな事できるの?」と思うわけです。
でも今はそれだけでっかく考えた方がいい。何故かと言うと、大きなゴールを設定すれば、それを達成するための手段だったりが見えてくるようになるからです。
自信がないとゴールは目指せない
でも、自分に自信がない人はどうしても大きなゴールを設定できないし、そこに向かうエネルギーが生まれません。
だから自信をもつ必要があるのですが・・・。大事な考えは「僕らは元々自信はあるんだけど、それを奪われてきた」って発想ですね。
子どもの頃は誰でも自信があったはずです。それを親や教師だったりテストだったり通知表だったりに奪われてきたのです。ただそれだけ。
だから自分に自信がない人はただの思いこみです。その思い込みがあることを知ってほしい。何が自分の自信を奪ったのか?考えてみて欲しい。