WordPressを運用したり、コンテンツマーケティングを実践していく中で、FileZilla等のFTPソフトを付けるようになることは必要不可欠なスキルだ。なぜなら、mp3ファイルやPDFファイルをメルマガ読者にシェアしたり、レターを告知する時に必要なスキルだからだ。
しかし、
- サーバーにファイルをアップするってどういうこと?
- FTP?FileZilla?なにそれ?
- ローカルって何?どうやればURLでファイルを見せることが出来るの?
といった疑問が数多く出ると思うし、私自身も初めはさっぱりわからなかった。今回はMacユーザー御用達のフリーソフトFileZillaのインストールから設定方法、ファイルアップロード方法そして実際にどのようにファイルをアップすればURLでmp3ファイルやPDFファイルをシェアすることが出来るのかを丁寧に解説していこう。
1.ダウンロードとインストール
FileZillaダウンロードページにアクセスしよう。

MAÇ版が最新ファイルにない場合は「その他の全ファイル」から「FileZilla_Client」の部分の最新のフォルダをクリックしよう。

Macの場合は「FileZilla_3.12.0.2_macosx-x86.app.tar.bz2」をクリックしよう。自動的にダウンロードされる。

ダウンロードが始まったら自分のパソコンの適当なフォルダ(ダウンロードフォルダ等)にダウンロードしよう。

ダウンロードが完了したらファイルをダブルクリックして開こう(私の使っているブラウザGoogle Chromeの場合は下図のような感じ)

するとアプリケーションファイルが展開されるので、ファイルを「アプリケーションフォルダ」に移動またはコピペしよう。

2.初期設定(日本語化、サイトマネージャ)
2−1.日本語化
インストールされたらアプリケーションフォルダからアプリファイルをダブルクリックして起動しよう。

「”FileZilla.app”はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいでしょうか?」と表示されたら、「開く」をクリックしよう。

開いたら下図のような画面になるが、英語表記になっている場合は日本語化する。PC画面上部のツールバーに「FileZilla」と出るのでクリック。

Settingを押す。

Language>Japaneseを選択する。

これで日本語化は完了だ。
2−2.サイトマネージャの設定
下図の画像かツールバーのファイル>サイトマネージャを押す。

ここではあなたが契約しているサーバー情報を入力する。

Xサーバーの場合、Xサーバーから届いたメールのこの部分を見て欲しい。

- ホスト:あなたのサーバーID(Xサーバーの場合は◯◯.xsrv.jp)
- ユーザー:FTPユーザー名
- パスワード:FTPパスワード
あとは画像の通りの設定をしよう。接続が完了すると下図のような画面になる。ここで1つ説明しておくと、「ローカル=自分のパソコン」だと思って欲しい。

つまり、あなたのパソコンに入っているファイルは、そのままでは人とシェアできないが、サーバー上、つまりインターネット上の自分の場所(サーバー)にアップすることで、一般公開することが出来るということだ。
3.FileZillaの使い方
3−1.アップロードの方法
アップロードする方法は簡単だ。FileZillaのウィンドウの左側、つまりローカル=自分のパソコンデータの中からアップしたいファイルを選択し、右クリックを押そう。すると「アップロード」という選択ができる。あるいはダブルクリックでもOK。

するとサーバー側で選択しているフォルダの中にファイルがアップロードされる。

アップロードはこれだけだ。逆にサーバー上にアップされているファイルをダウンロードしたい時は、ファイルをダブルクリックすればダウンロードできる。
3−2.アップしたファイルをブログやメルマガでシェアする方法
下記のリンクを押して見て欲しい。するとPDFファイルが開くはずだ。
このファイルのURLを見るとこうなっている。
http://yonaminetakayuki.jp/contents/business-basic-project.pdf
これがどういうことかということを今から説明しよう。
まずは下図を見て欲しい。今回は私の「t-yonatan.jp」というドメインでサーバーにWordPressをインストールしているが、下記のように「t-yonatan.jp/public_html」というように、私のドメインの下にフォルダが入っているのが分かる。
基本的には他のフォルダではなく、この「public_html」内にファイルをアップロードしなければならない(WordPress関連のファイルも全てこのフォルダに入っている)。
ではまずはpublic_htmlを押そう。

するとこんな画面になる。私のブログは「blog」というフォルダにWordPressをインストールしている。私はblogというフォルダをダブルクリックし、

「contents」というフォルダを自分で新規作成した。

そしてcontentsフォルダに、先ほどの「business-basic-project.pdf」というPDFファイルをアップロードした。それが下図のような状況だ。

いま私は「t-yonatan.jp/pubic_html/blog/contents/business-basic-project.pdf」という階層までアクセスしたことになる。
このpubic_htmlという部分だけ抜き出して、
yonaminetakayuki.jp/contents/business-basic-project.pdf
これをブラウザの検索窓に打ち込んでエンターを押すとPDFファイルが表示されるはずだ。(されない場合は http://yonaminetakayuki.jp/contents/business-basic-project.pdf )
いかがだろうか?これがファイルをアップロードすることであり、mp3ファイルやmp4ファイルやdoc.などあらゆるファイルをアップしシェアすることが出来る。