今日は渋谷で打ち合わせ。

友人のコーチのマーケティングをちょくちょく手伝っていたのだが、自分も本業が忙しいので、後輩のマーケターに任せることにした。

その後輩と友人を合わせるために渋谷のスズカフェで夜打ち合わせをすることになった。

 

最近は東京の街を歩いたり、地下鉄に乗るのがけっこうシンドい。

匂いが酷いからだ。

最近自分の感度が上がっているのを感じるのは、色々な匂いに気付いたり、人の雰囲気が分かるようになってきたから。

特に電車の中は最悪。

マスクをしていないと臭くて気が滅入ってしまう。

 

都心は音も大きく騒がしい。

最近買ったBOSEのノイズキャンセリングイヤホンのおかげで渋谷の騒音もいくばくかは軽減される。

昨日試してみたが、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中でも、このイヤホンはノイズをほぼ100%カットしてくれる。

本当に心強い。

こいつがいればどんなに騒がしい場所でもノンストレスでいられそう。

 

最近良く聴いているのはamazarashi。今月末にはLIVEにも行く予定。

amazarashiは東京喰種の『季節は次々死んでいく』しか知らなかったけれど、曲をiTunse storeで色々買って聞いてみると、案外面白い。

生々しい歌もあれば楽しげな歌もあり、力強い歌声を聞いたと思えばイヤに艶っぽい歌声も出せるから気に入っている。

慣れって怖い。どうせ慣れるなら「良い方向」へ慣れていきたい

渋谷に来て思ったのが、「あぁ、オレってこんな五月蝿くて臭い都会に住むのにスッカリ慣れてしまったのだなぁ」ってこと。

臭いとか五月蝿いとは最近思えるようになったけれど、それまではずっとそれが「当たり前」だと思っていたのだから。

 

別に東京が嫌いって訳では無い。

でも先日沖縄に帰って、草津へ行って美味い山の空気を存分に吸い、そして東京に戻ってくると、その【粗雑さ】というのは強く感じてしまう。

 

で、これって人間関係とか、自分自身の在り方に関しても同じことが言えるなって思った。

例えばちょっと苦手な友人、嫌いな上司、好きでもない知り合いと接することに慣れてしまってる人は、自分の感情を押し殺してしまう事にも慣れてしまうかもしれない。自分の意見は蔑ろにされることに慣れる、自分の誇りを踏みにじられることに慣れる。

 

自分を責めることにも慣れる。

人を責めることにも慣れる。

自分自身を裁くようなセルフトーク(お前は◯◯をする資格はない、とか)を繰り返すことにも慣れる。

他者を裁いて批判するような毎日にも慣れる。

 

例えば僕のように、五月蝿い街、臭い街に住み続けるのは、生きながら死んでいくような、本来の自分の純粋な感性を少しずつ死なせていくことではないか。

 

ならば自分は良いことに慣れておきたい。

大好きな人とだけ関わる。大好きな人とだけ一緒に仕事をする。本気で勝たせたい人をお客さんにする。嫌いな人は拒否する。感性が合わない人は相手しない。都合が合わない人をお客さんにしない。

好きな時間に好きな場所で好きな雰囲気で仕事する。そんな自分を好きでいる。

 

このようなことに自分はハッキリ言って慣れてしまっている。

でもそれでいいと思ってる。

 

好きなコトで仕事をするなんて甘いって話があるけど、それは幻想だと思ってる。それは自分で自分の可能性にフタをして、可能性を制限することに【慣れて】しまった人の言葉ではないか?

まだまだ若い自分に正解なんか分からないけれど、でも僕はそれで今は良いと思ってる。

 

楽しい、気持ちいい、幸せ。そんな状態が当たり前で慣れてしまえば、そうじゃなかった時にすぐに修正できる。

 

でも仮に、辛くて気持ち悪くて不幸せな状態に―こういうことは多くの人に起こっている―慣れてしまうと…?

 

かつての僕はそうだったと思う。毎日夕方くらいに起きて、朝までアニメをダラダラ見て。「ああ寝るのが嫌だな」って思いながら、罪悪感に駆られながら、日が昇ると共に眠りに落ち、また後悔と共に起き上がる日々。

自分を諦めて、自分を責めて、周りを責めていることに慣れきっていた自分。

 

 

人は良くも悪くも【何でも慣れてしまう】生き物だ。

 

ダラダラすることに慣れていれば、ダラダラすることからはなかなか離れられない。

イヤな奴とばかりつるんでいれば、イヤな事をすることに慣れてしまうだろうし、不幸せな人とばかりいれば、不幸せなことに慣れてしまうかもしれない。

 

 

だったら僕は、楽しくて幸せな人となるべく一緒にいて、そしてそうじゃない人をなるべく良い方向へ導いて、それが「当たり前でいいんだ」ってことを伝えられたらいいなって思う。

 

スズカフェのカフェオレ

写真はスズカフェのカフェオレ。我ながら超下手くそに撮ってしまったので(笑)また行こう。